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トレンド・流行・時事 「血液型本」に関する調査

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発表日:2008年12月25日

トピックス

  • 血液型本などを見たり読んだりする関与度はきれいに二分。男性よりも女性の関与が圧倒的に高い。
  • 「血液型本や記事などを見る・読む関与度」と「信用度」は相関
  • 見る・読む関与度が高い人ほど「共感・納得」「自己表現」「役立つ」「自分の血液型への愛着・誇り」が高い
  • 「自分の血液型は貴重・すばらしい」など、もっとも少数派「AB型」の特徴的な心理ベネフィット傾向
  • 血液型本などを見たり読んだりしない理由は、単純に「非科学的」「興味がない」が最多

詳細

   2008年は、『B型自分の説明書』(文芸社)のヒットに端を発し、「血液型本」が大きなブームとなりました。『自分の説明書』シリーズは累計で500万部を突破、他にも『「やっぱ、A型だ」って言うな!(プラチナBOOKS) 』(主婦と生活社)や、『B型女の取扱説明書(トリセツ)』(あさ出版)など類似シリーズが続々と発売され、多くの書店で血液型コーナーが設けられるなどブームは全国的なものとなりました。
  日本人の間で決して廃れずに訪れるこのような血液型ブームの背景には、表現の面白さや売り方等のそのときどきの理由があるのはもちろんですが、それに加え、何らかの普遍的な『心理的ベネフィット』が存在するに違いないという仮説から、この一端を探る目的で調査を実施しました。

【1】血液型本への関与度

■血液型本などを見たり読んだりする関与度はきれいに二分。男性よりも女性の関与が圧倒的に高い。

   「血液型に関する本や記事、表現物を見たり読んだりする」関与度については、「(よく+ときおり)見たり読んだりする」と「(あまり+まったく)見たり読んだりしない」がそれぞれ約5割とほぼきれいに二分される結果となりました。「ときおり見たり、読んだりする」が4割強で最も多く、また、「まったく見たり読んだりしない」は16%でした。
   そして、「(よく+ときおり)見たり読んだりする」が6割を超える女性に対し、男性では4割弱と20ポイント以上の差があり、また、男性では「まったく見たり読んだりしない」が25%と4分の1を占めるなど、男性よりも女性の関与度が圧倒的に高いことがわかります。

*あくまでも各血液型を均等割付した結果になります

【2】血液型本や記事などの内容に対する信用度合い(関与度別)

■「血液型本や記事などを見る・読む関与度」と「信用度」は相関

   血液型本や記事などの内容に対する信用度合いを『見る・読む関与度』別にみてみると、『よく見たり・読んだりする』では、「非常に信用している」が32%と3割を占め、「どちらかというと信用している」を合わせると97%とほぼ100%という結果になっています。 また、『ときおり見たり・聞いたりする』でも、「(非常に+どちらかというと)信用している」を合わせて8割弱に達しており、『あまり見たり・読んだりしない』の4割弱と比べて約2倍になっています。血液型本を見る・読む関与が高い人ほど、血液型本の信用度が高いという明確な相関関係が見られる結果となりました。
   なお、『まったく見たり読んだりしない』と回答した人のなかでも16%が「どちらかというと信用している」と回答しており、見たり・読んだりはしないものの、【否定はしない】人の存在も見られる様子です。

【3】血液型本を読んで感じること(関与度別)

■見る・読む関与度が高い人ほど「共感・納得」「自己表現」「役立つ」「自分の血液型への愛着・誇り」が高い

   血液型本などを見たり読んだりすることによって感じることを聞いたところ、全体ではまず、「自分の性格が適切に表現されており、共感・納得する」が7割弱を占め、最も高い項目でした。以下、「自分の性格を客観的に把握できたり、新たな発見がある」(59%)、「個性などを表現する手段や方法のひとつだと思う」(50%)、「友人付き合いで役立つ」(48%)、「恋愛関係で役立つ」(47%)などと続き、『納得・共感』『自己表現』『役立つ』といった項目が上位を占めました。
   さらに、血液型本を見る・読む関与度別では、関与が高い人ほど先述の『共感・納得』や『自己表現』などの項目のスコアが高く低関与者との差が顕著なことに加え、「仕事において役立つ」の『役立つ』系ベネフィットや「自分の血液型が持つ性質はやはりすばらしい」「自分の血液型でよかった、誇りに思う」などの『自分の血液型に対する愛着・誇り』といった項目において、高関与者と低関与者のスコア差が大きく、これらが血液型本への関与に大きく寄与している心理的、すなわち情緒的ベネフィット(*1)であると言えそうです。

*回答対象は、血液型本や記事などの表現物を「まったく見たり読んだりしない」と回答者以外

【4】血液型本などを見たり読んだりすることで感じること(血液型別)

■「自分の血液型は貴重・すばらしい」など、もっとも少数派「AB型」の特徴的な心理ベネフィット傾向

【A型】 自己肯定よりも、他の血液型を羨ましがる傾向

・4つの血液型のなかで、もっとも「共感・納得」(71%)が高く、また、「イメージとズレていないと感じて安心する」(43%)が高い。
・ 「友人付き合いで役立つ」(56%)も最多。
・一方で、「他の血液型がうらやましい」(28%)と感じる人も最も高い。

【O型】 自分の血液型に対して最も前向き

・ 4つの血液型のなかで、「褒められているように感じる」(36%)、「生まれ変わってもまた同じ血液型がいい」(52%)がもっとも高く、「自分以外の血液型をうらやましい」(14%)がもっとも少ない。
・ しかしながら、「他の血液型にはなりたくない」(36%) のスコアはAB型やB型ほど高くはない。

【B型】 「否定されている」と感じる人がもっとも多い

・「自分の性格が否定されているように感じる」(40%)が 4つの血液型のなかでダントツで高い。
・「他の血液型の人に不快な思いをさせていないか心配」(32%)している人も最も高い。
・しかし、「他の血液型にはなりたくない」(39%)はAB型と並んで高め。

【AB型】 「貴重な存在」という自己肯定が強め

・自分の血液型が「貴重な存在だと思う」(64%)が4つの血液型のなかでダントツで高い。
・「ますます愛着を感じる」(53%)、「すばらしい」(49%)、 「誇りに思う」(49%)も最も高い。
・そして、「他の血液型にはなりたくない」(41%)もB型と並んで高く最も高い。

【5】血液型本などを見たり読んだりしない理由

■血液型本などを見たり読んだりしない理由は、単純に「非科学的」「興味がない」が最多

   血液型本などをまったく見たり読んだりしない理由を聞くと、「科学的な根拠がないから」(50%)、「興味がないから」(42%)に回答が集中。「血液型イメージの話をする人に不快感を感じる」や 「血液型イメージが浸透することは迷惑」など、ネガティブな印象を強く感じている人は1割以下と非常に限定的であり、非常にシンプルな結果となりました。

【6】血液型に関するエピソードで、印象に残っていること(自由回答)

Q.血液型に関するエピソードで、印象に残っていることをご自由にお答えください。[FA]
<A型>
・血液型の話題は、初対面の人とラフな会話をする時、役に立つことが多い。「A型なので、本屋に行くと、つい1巻から番号順に並べ直してしまいます」という話題を出すと、話がはずむ。(A型 女性)
・小学校の時に血液検査を初めてして、自分の血液型が日本で一番多く一般的と言われショックを受けた。血液型が少数派の人がうらやましかった。(A型 男性)

<O型>
・B型の人に「B型が良くないイメージだ」という話題を振られて、そんなことないとかフォローするのがめんどうくさかった。 (O型 女性)
・大雑把に行動していても、O型であるからと、大目に見てもらえる。(O型 女性)
・AB型やB型が、からかわれたりすることがあり、大人の間では冗談で済んでも、子供の世界では深刻になるかもと心配になることがあります。(O型 女性)

<B型>
・血液型だけで分類されるのは非常に遺憾。でも世間はそれに踊らされている気がするし、自分も納得させられるときがあったり安易に血液型で判断していることがあって嫌になる。最近流行りの自分の説明書だとかいう本を本屋や広告で目にするのが不快でならない。(B型 女性)
・「几帳面なB型です」と挨拶するとほぼ確実に笑いを取れる。(B型 女性)
・感性が人と違う時の言い訳になる。(B型 女性)
・教材の訪問販売が来たときに、セールスマンに長々と話させた後で断ったら「B型でしょ?!」と捨てセリフをはかれたのは生涯忘れない。(B型 女性)

<AB型>
・こどもの頃、親に、おまえはAB型だから変わってるんだといわれ、ずっと傷ついている。(AB型 女性)
・ある企業の営業社員はO型しか採用しない・・と聞いてそこの社風及び社長の人格を疑った。(AB型 男性)

情緒的ベネフィットとは

  生活者が商品やブランドに対して感じる便益には、大きく分けて「機能的ベネフィット」と「情緒的ベネフィット」の2つがあります。 「機能的ベネフィット」は商品の性能や利便性、効用のことで、「情緒的ベネフィット」はその商品を所持することによってもたらされる感情(安心感、自己表現、ステータスなど)のことを指します。これらを含めた生活者の評価構造を視覚的、階層的に把握する方法として、「評価グリッド法®」などがあり、これによって商品企画やコミュニケーション戦略立案に応用することができます。 (評価グリッド法®は、讃井純一郎氏の登録商標です)

調査項目

  • 血液型本に対する関心度/信用度
  • 血液型本から得られる情緒的ベネフィット
  • 血液型本を見たり読んだりしない理由
  • 血液型に関するエピソード(自由回答)

調査概要

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発表日:2008年12月25日
調査方法 インターネットweb定量調査
調査対象 20歳~59歳の男女800人
割付 血液型ごとに200s均等割付 (血液型ごとの性年代も10歳きざみ均等割付)
調査期間 2008年12月2日(火)~12月3日(水)
有効回答人数 800人

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